低温実験施設

低温実験施設全景

雲の発生など気象現象の多くは上空の0℃以下の大気中で起こります。人類が生活を営んでいる対流圏だけを例にとっても、 -90℃近くの低温下で起こる現象もあります。本施設はこのような低温下における気象現象を解明するための実験や、そこで用いる 観測装置の技術開発や性能試験に広く活用されています。

本施設には表に示すような諸元の-40℃低温実験室と-90℃低温実験室があり、プログラム制御により日変化などの気温の時間変化を 再現することもできます。また、垂直風洞を使用して雪片、あられ、ひょうなどの成長実験を行うこともできます。

その他に本施設には、地球環境や気候変動に大きな影響を及ぼしている上層雲をはじめとした対流圏の種々の雲の生成過程や、 オゾンホールに密接に関係している極成層圏雲の生成過程などの解明を図るために、雲生成チャンバーが設置されています。 このチャンバーの中では、気温範囲+30℃~-100℃、気圧範囲1013hPa~30hPa、上昇流30m/sまでの条件下で、雲の生成実験を行うことができます。



-40℃低温実験室 -90℃低温実験室
有効部屋寸法 約6.4m×6.8m×4.8mh 約5m×3.6m×2.4mh
温度制御範囲 0 ℃~-40 ℃ 0 ℃~-90 ℃
冷却到達時間 8時間以内
(常温 → -40℃)
24時間以内
(常温 → -90℃)

-40℃低温実験室
-40℃低温実験室
-90℃低温実験室
-90℃低温実験室
雲生成チャンバー
雲生成チャンバー

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